2021年反省会【備忘録】

2021年は激動の一年でした。

私が本業の薬剤師とは別にサイドビジネスを始めたのは、2019年のことです。

そこからまずはブログを始め、トレンドブログや特化ブログなど一通り経験しました。

私の場合、文章を書くことが苦痛ではなかったため、毎日パソコンに向かうことはすぐに習慣化されましたし、自分の生活の一部としてごく自然と組み込まれていきました。

しかし、成果という点で言えば、最高月収は1万円ほどで、費用対効果から言うと明らかに「外で働いた方が良くない?」という状態でした。

ぶっちゃけたことを言うと、

  • 手に職はある
  • 必死で稼がないと生活が成り立たない状況ではない

 

この2点があったからこそ、「まぁこのままでもいっかぁ~」みたいな甘えがあったんです。

それが変わったのが、2020年12月のことでした。

2021年1月~YouTube運営開始~

YouTubeのイメージ画像

メンターの先生からの勧めで始めたYouTube運営。

本当に、ほんとーーーーに、とにかくしんどかったです。

これまでずっと一人でブログを書いてきて、締め切りもなければ、誰かが待っているわけでもありません。

すべては自分次第。

それが一転、一気に20人ほどの外注さんを雇い、私が動かなければ何も進まないという状況になってしまいました。

 

それに加えて先生からの「毎日動画を1本投稿すること」「絶対に動画を落とすな!」という激しいプレッシャー。

こんな経験は、本業副業問わず、初めての経験でした。

もともとの私の性格もあったのでしょう。

私はプレッシャーを感じすぎて、体調を崩してしまいました。

生まれて初めての円形脱毛症になった時は、誰よりも自分がびっくりしました。

得たものと失ったもの

この経験を通して、「得たもの」と「失ったもの」ですが、

正直「失ったもの」って特にないです。

得たものの方が圧倒的に多くて、結果的には私の人生観を大きく変えてくれました。

  • 新しいたくさんの出会い
  • 経営者目線
  • 自力で稼ぐことへの思考

主にこの3つです。

新しいたくさんの出会い

YouTube運営を通して知り合ったたくさんのクリエイターさんとの出会いです。

  • ライターさん
  • 声優さん
  • 動画編集さん
  • イラストレーターさん

など、他にもいますが、彼らは私が普通に薬剤師をやっていたら知り合うことのなかった人たちです。

一生、お互いの進む線が交わることはなかったでしょう。

どなたにもリアルでお会いしたことはありません。

ですが、間違いなく私の人生に大きな影響を与えてくれました。

正直、私がお支払いしている報酬というのは決して高くはなく、同様の内容で他にもっと高単価の案件はいくらでもあります。

そんな中で、私と一緒にお仕事をしてくれる、そしてその中で最高のパフォーマンスをしてくださる、そんなみなさんに私は感謝しかありませんし、とても尊敬しています。

YouTubeチャンネルというのはとても不安定で、流行り廃りも大きいものです。

今のチャンネルがずっと続くとは私も思っていません。

いずれそう遠くないうちに、クリエイターさんとのお別れの時期も来ると思います。

 

そして私は新しいチャンネルを立ち上げるかもしれないし、全然別のビジネスをやっていくかもしれません。

でも一つ言えるのは、右も左もわからない本当にド初心者の状態で始めた今のチャンネルは私にとって特別で、この先どんなビジネスをやっていくとしても、忘れられない経験になるだろうということです。

経営者目線

YouTube運営というのは、小さな会社を経営しているのと同じだと私は思っています。

これは、「会社で部下を20人持っている管理職」とは根本的に全く違っていて、振る舞い方や考え方など、単なるリーダーではなく経営者としてのそれが必要になってきます。

私はこれが今でも、まだまだ…というか、まったく自分のものにできていません。

当然ですよね、まだ一年ですから。

一番の壁は「みんなお金のために仕事をしている」という事実を本当の意味で受け入れられない、ということです。

 

先にも書きましたが、私は初めてのYouTube運営に対しての思い入れが非常に強く、会ったこともないクリエイターさんたちにとても親近感を持っています。

仕事を超えたプライベートな会話をすることもあります。

でも、所詮私と彼らは「お金でつながった関係」であって、友人ではないのです。

どれほど親しい気持ちを持っていても、です。

雇い雇われの関係であるという割り切りが、私にはまだまだ足りません。

 

私も会社員なのでよくわかるのですが、社長と二人で会いたいと思うか?社長に食事に誘われて嬉しいと思うか?と言われれば、NOですよね笑

さらに、社長がやたら褒めてくれる、という時があったとして「褒め言葉とかいらん。それより給料上げてくれ」って思いませんか?

もちろん褒め言葉はないよりあった方が良いですよ。

でも、言葉よりもお金ですよね。

そんなに自分のことを評価してくれるなら、給料で反映させてくれ、と思いませんか?

私だったら思いますね。

 

このあたりの割り切りが、私にはまだまだ足りないところです。

自力で稼ぐことへの思考

YouTube運営をしていると、クリエイターさんたちに時に厳しいことを言わなければならないことがあります。

言いたくなくても言わないと回らなくなるからです。

そして、契約終了の通知といったいわゆる「嫌な仕事」もあります。

こういったことを何度となく繰り返し経験を積むうち、薬剤師として勤務する時の目線が変わってきたことに気づきました。

雇われている立場って、めちゃくちゃ楽なんです。

もちろん日々色々なことを考えていますし、自分で判断しなければならないことも多々あります。

ですが、基本方針は決まっています。

迷ったら上司に聞けば良いのです。

はぁ~なんて楽なんだろう…としみじみ思いました。

そして、私はとても良い経験をさせてもらっているなぁと感じます。

普通に会社勤めしていたら決して感じることのない感情や思考にふれることができているのですから。

2022年の展望

YouTube運営は引き続き、終わりを迎えるまでやっていきますが、2022年は新しいことにもチャレンジしていきたいです。

一年間YouTube運営をやってみて、色々な意味で自信がついた部分もあります。

この経験を生かして、次のステップへと進みたいですね。