私は25歳の頃、前職を辞めたタイミングで数カ月間、オーストラリアに留学していたことがあります。
海外留学は10代の頃からの憧れだったので、これはチャンス！とばかりにビュ～ンと行ってきました。（前職で貯めたお金はすべて飛んでいきましたが(^-^;）
オーストラリアを選んだ理由は、大学時代に旅行で訪れ
- 暖かな気候
- 現地の人たちの温かさ
- 素晴らしい景色
これにすっかり魅了されたからです。
現地ではホームステイし、語学学校に通いました。
この時の経験は、私にとって色々な意味で衝撃的であり、私の人生における価値観を大きく変えたと言っても過言ではありません。
今回は、この時に感じた「日本人は働きすぎ！」「我慢しすぎ！」についてお話したいと思います。
我慢せずに何でも思ったことを口にするオーストラリア人
これはオーストラリア人に限ったことではないですが、現地でホームステイした時のホストファミリーや、語学学校でできた外国人の友人たちは、
とにかく、思ったことをその場で言います。
なんでもズバッと言ってくるので、最初のうちは傷つくのですが、だんだんわかってくるのが
「思ったことをその場で言っているだけで、それ以上でもそれ以下でもない」
ということ。
日本人の場合、口にしたことが本音ではないことがあったり、言葉以上の意味があったり、裏を読まないといけなかったりと、ひっじょーーーに面倒くさい。
生まれも育ちも日本の私は、こういった感覚が染み付いているので、深い意味もなく言われた言葉にもいちいち裏の意味を探ってしまったりするのですね。
ですが、彼らにはそういった感覚がなく、言葉以上の意味は持たないことが多い。
このことがわかってから、「なんて楽なんだろう」と思うようになりました。
言われた言葉をそのまま受け取ればいい、それ以上の意味はない。
これって、ずっと日本にいると気づかないまま終わってしまう感覚なのです。
外に出てみて、初めてわかったことです。
今いる環境が当たり前ではないんです。知らないだけで。
日本人とは違う、自由な働き方を選ぶオーストラリア人
オーストラリアにいた頃に、「働き方」という点において驚いた経験を２つ紹介します。
打ち合わせはワインを飲みながらランチタイムに！
彼らはまず「残業」というものをしません。
そして、仕事のあとの付き合いの飲み会や接待などというものも、ほとんどありません。
でも、食事しながらの会話ってとても弾むし、それがビジネスの場において重要な役割を担うということ自体は、国が変わっても同じなんですね。
では、いつするのか？と言うと、ズバリ、ランチタイム！！にするんです。
私は何度も、ビジネスマンが昼間からスーツでワインを飲みながら資料を広げている、というシーンを目撃しました。
あれは何をやっているのか？昼間からワインを飲んでいるけど、雰囲気は仕事中っぽいし…
と最初は思っていたのですが、あれが、日本で言うところの「接待」なんですね。
なんて素敵なんだろう～！！
と感動したのを覚えています。
昼間から仕事中にワインですよ。
ミーティングの後はまたオフィスに戻って普通に仕事の続きをするわけです。
そして、定時になったら帰宅し、家族との時間を楽しむ、これがオージーの通常の生活なのです。
授業そっちのけで海で泳ぐ先生
語学学校にいた頃、先生が「明日はビーチでランチをする！」と突然言い出したことがありました。
クラスメイト15人くらいで、目をみはるような美しいビーチでランチタイムを楽しみました。
↓これがそのビーチ
しばらくした頃、気づくと先生がいない。
あれ？と思ったら、なんと！
生徒そっちのけで、目の前のビーチで泳いでいるではないですか。
先生がそんなことしていいの！？
しかも「自分一人、水着持参かよっ！！」と思わずツッコミを入れたくなりました。
泳ぎながら満面の笑みでこちらに手を振る先生。
なんて自由な…
そんなことが許される国、働き方！
日本もこれくらいゆるーーーく働けたらなぁ。
なんて、20代半ばに思ったことを思い出します。
でも、残念ながら、日本では現状、会社員として働いている以上、こういう働き方は難しいと言わざるを得ません。
でも、一度しかない人生、それでいいのかなぁと私は疑問に思います。
今の環境が当たり前ではないのに、そのことに気づいていない人が多い。
もっと自由に、自分の人生を楽しんでも良いのでは？
そう思うのです。
